「あなたは誰のことも否定しない」
違うカテゴリーの友達に同じことを言われて、すごく不思議になった経験。
言われた時はなんだかすごくほっこりしたし、褒め言葉として言ってくれたのは間違えないのだけど、その言葉を反芻するたびに、それってつまり私は都合の良いことをしてるだけなのかなと考えた。
いやほんとはきっと誰かを、何かを、否定しまくる悪は心の中に常に渦巻いているんだろうけど、なんで否定しないかと言われれば、例えばその人を論破できるだけの材料が自分の中にないというか、言語化する力がシンプルにない。
あるいは、自分と違う考えや価値観はシンプルにおもしろくて、それに触れている間は少なくとも自分じゃない誰かの人生に乗り移って見える世界を楽しんでいるから、それを否定する気持ちもない。
人には人の人生があるってこととか、自分が否定されたら嫌な気持ちになるからとか、そもそも自分の人生に対して自信を持っているわけでもないし、物事は結局多面性があるので、一面的には何も言えない。
だから、そう思うと。Twitterとかで平気で人を批判する人達はなんなんだろう。
とかいって、これがもう私も誰かを批判しているんですけど。笑
その人たちにはその人たちの正義があるんだろうなと理解はするけど、リアルな社会で誰かに受け入れてもらったり、受け止めてもらってなかったり、そういう満たされないものがあるんだろうなとか、なんか同情しちゃう。生産性あるのかな?
何かの本で読んだのに、忘れちゃったことがある。とりあえず自分にはまったく興味のないことも、誰かにとっては興味のあることで、それは批判すべきことではない的なこと。
なるほどな、と思うから誰かのことをあまり批判したくない。
でも批判する人のことは批判したい。
なんでしょうね、これ。
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